2018年12下旬から1月にかけて、サイト売却専門『サイトマ』を通じて250万円のトレンドサイトを買収しました。今回のサイトM&Aでも新たな気付きが多くありましたので、備忘録の意味も込めて一連の流れを振り返りたいと思います。
トレンドブログを買収しようと思ったきっかけ
今回のサイト買収では、案件情報から気になる案件を探したのではなく、最初からトレンドブログを買収しようと思って取り組みました。トレンドブログを買収しようと思ったきっかけは「トレンドブログの運営経験が乏しかったから」です。
恥ずかしながら、弊社はあまりトレンド系サイトの運営経験がありません。どちらかというと恒久的なコンテンツを扱うことが多く、話題性のあるキーワードを狙って爆発的なアクセスを集める、みたいなことをしたことがなかったのです。
そのため、経験の意味も込めて今回トレンドブログに取り組んでみようと考えました。
また、トレンド系の記事で大きなアクセスを集めるだけではなく、今まで培ったリノベーションノウハウを活かし、アクセスを売上に転化できるか検証してみたい、という気持ちもありました。
数あるサイトM&A仲介サービスの中でなぜサイトマを選んだのか?
さて、買いたいサイトは最初から決まっていたわけですが、次に考えるのはどこのサイトM&Aサービスを通じてサイトを購入するのか、という問題。
個人的に、サイトM&Aサービス選びは、サイトM&Aそのもの以上に大事だと思っています。どのサイトを買うかも重要ですが、どこで買うかはそれ以上に重要です。へたすると、買う前に勝負が決まっていると言っても過言ではありません。
ちなみに、今回お世話になったのはサイトマです。選んだ理由は大きく2つあります。
サイトM&Aに関わる実務をワンストップで代行してくれる
1つ目の理由としては、サイトM&Aにおける実務をワンストップで代行してくれる点です。サイトM&Aというのは、案件選びから交渉、契約書作成、譲渡(サーバーの移転)、引き継ぎなどなど、やる事がたくさんあります。
これら全ての作業を自力でやっていたのでは大変な時間と労力がかかります。専門的な知識が必要な作業を素人の方がやってしまうと、思わぬ事故にもなりかねません。特に、初めてサイトM&Aに取り組む方は注意が必要です。
それに対し、手間のかかる作業であったり、リスクのある作業を全部やってくれるのは非常に助かります。効率的にサイトM&Aができ、なにより安心です。
血の通った仲介が素敵である
もう1つの理由としては、社風というか、純粋にスタイルが好きです。
多くのサイトM&A業者は、売り手と買い手を繋ぐためのプラットフォームだけを提供しているところがほとんどです。「良いマッチングが出来るかどうか」「売り手さんの気持ちを汲んだ買い手の紹介」「買い手の成功を考えた案件の紹介」まで出来ているところは少ないです。
それに対しサイトマでは、売り手と買い手の仲介という形で両者のマッチング相性まで考えていたり、3者面談の場を開いてくれたりします。
「人を介さない」「自動化」「無駄を省く」などなど、テクノロジーが神格化される世の中だからこそ、人と人との血の通ったやり取りを大事にするサイトマの姿勢には好感が持てます。
相談~3者面談の感想
ここからは実際のサイトM&Aの流れに入ります。最初のステップとして、まずはサイトマにトレンドブログに興味がある旨を伝えました。そのうえで希望に見合いそうな案件をいくつか紹介していただき、ある1つのブログに一目惚れしてその場で即決しました。
すぐに3者面談のお願いをし、数日後に売り手とサイトマ、弊社による3者面談が実施されました。3者面談では、以下のような事を聞きました。
- どんなキーワードで上位表示しているのか
- 主なアフィリエイト商材はなにか
- ライターさんの譲渡は可能か
- 運営マニュアルの作成は可能か
- 引き継ぎサポートはどういった形で行うのか
サイトのアクセス推移や収益については事前にエクセルデータをいただいていたので、3者面談ではより具体的な内容を質問させていただきました。特にライターさんの譲渡については、数名のライターさんに引き継いでいただくことができ、非常に助かりました。
前述の通り、弊社はトレンドブログの運営経験があまりなかったため、既にコンテンツ作成能力の高いライターさんを引き継げたことで、運営引き継ぎがスムーズにいきました。
売り手と買い手だけでなく、第三者的な立場のサイトマが一緒に参加してくれることで、遠慮することなく質疑応答ができたのが良かったですね。疑問がすべて解消できたからでしょう、その場でマッチングしてしまいました。笑
サイトM&A契約の感想
その後はとんとん拍子に話が進み、面談から数日後には契約書の初稿をいただき、いくつかの確認事項を修正して契約書完成。契約書はサイトM&Aに関する一般的な条項はもちろん、3者面談で交わした約束も含め、オリジナルのものを弁護士さんが作ってくれます。
売り手と買い手で直接やり取りして契約書を作ったりしていると、口頭で約束したことでも契約書には盛り込まれておらず、譲渡後にうやむやにされてしまう可能性もあります。仲介を通さない場合はそういったリスクがあると心得ておきましょう。
無事に譲渡が完了!引き継ぎサポートの様子
ここからは売り手との話になりますが、一言でいうと思いやりのある丁寧な引き継ぎをしていただけました。ライターさんの引き継ぎや、運営に関する資料の用意、こちらからの質問に対する返答などなど、安心してやり取りできました。
現在もまだ少し引き継ぎが続いていますが、トレンドブログの運営に関するノウハウは元より、勉強になる点が多々ありました。やはり、売り手と買い手のマッチング相性は非常に重要ですね。
まとめ:サイト選びだけがサイト買収ではない、売り手とのマッチング相性や運営引き継ぎサポートまで考えたトータル思考が大事!
それでは最後に、今回のサイトM&Aで最も感じた事をまとめておきます。
サイトM&Aに慣れていない方ほど、現状の売上ばかりに目が行きがちです。もちろん、サイトを選定するために売上の数値は参考にすべきです。ですが、サイトM&Aで成功するためには売上以上に大事なことがあります。
それは「本当に運営可能なサイトなのか」「引き継ぎサポートはしっかりあるのか」「売り手さんとの相性はいいか」などです。つまり、現状のデータに目を向ける以上に、将来的な持続可能性であったり、伸びしろのほうが重要ということです。
仮に現状の売上が少なかったとしても、売り手さんとの相性がばっちり、運営次第で売上がガンガン伸びそうなサイトであれば、それは最高の買収案件と言えます。
「将来性(マッチングの相性)>現状の数値」ですね。このような視点を持つ方が少ないだけに、意識するだけでサイト選定が上手になると感じました。
今回のレポートは以上になります。
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お世話になったサイトM&Aサービス:サイト売却専門『サイトマ』
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