「サイトを売りたいけど今が売り時か分からない。」
「より高い価格でサイトを売却したい。」
そんな悩みを抱えてはいませんか?
現在Webサイトは、月間利益の約24ヶ月分で売却が可能です。
一見この数字だけを見ると、とても魅力的な話に思えます。
ところが、同じ24ヶ月分だとしても、いつ売るのか(時期)、売る準備ができているのかによって、売却によるリターンは大きく変わってきます。
そこで本日は、サイトを売却する最適なタイミングと、売却する前の準備について解説したいと思います。
サイトを売却する最適なタイミング:市場の流れを読む
サイトを売るタイミングを決めるコツは、市場リサーチです。
アフィリエイトサイトにしても通販サイトにしても、その市場に一定の需要があるからこそお金が流れ込み、商品やサービスが売れます。
ということは、市場の流れを読むことで今が売り時なのか、それともまだ時期尚早であるのか、判断することが可能です。
例えば、検索需要であればGoogleトレンドを使うと便利です。
Googleトレンドは、ある検索キーワードがとれぐらい検索されているかを、時系列に沿ってグラフ化できるツールです。
ではここで、試しにいくつかのキーワードを調べてみます。
例えば、ローストビーフ丼の過去5年間の検索ボリューム推移。
グラフを見ると分かりますが、最も検索が過熱していたのは2016年頃となっており、2019年では検索ボリュームが落ちています。
ということは、もしローストビーフ丼に関わるメディアを運営されていた方がいる場合、2016年付近でサイトを売却していると売却額が最大に近い値を取れそうです。
では次に、2019年で非常に話題となったタピオカミルクティーの推移も。
こちらの場合、分かりやすいぐらい2019年で検索ボリュームが急上昇しており、多少の上下動はあるものの、まだ需要は続きそうな形となっています。
ただし、ローストビーフ丼と同様、食の流行り廃りは早いため、長くとも数年、または早めにケリを着けたい方はまさに加熱している2019~2020年で売却すると良いでしょう。
最後に、流行や季節の影響をあまり受けないキーワードの例も見ておきましょう。
たとえば、婚活なんてどうでしょう。
年によって多少の変動はあるものの、過去5年間で横ばいで推移しています。
というのも、婚活のように流行に左右されないジャンル、キーワードの場合、市場が長く続く可能性が高いです。
もちろん、未来の人間は結婚などしないのが当たり前になる可能性もありますが、そういったことは当分は考えられません。
このように、賞味期限が長いジャンルのサイトを運営している場合、明確なタイミングはないため、逆にいうと良い買い手が現れるまで気長に待っておきましょう。
サイトをより高く売却するための準備
「いつ売るか」が決まったら、次に大事なことは「売るための準備」です。
事前にしっかり準備しておくことでより高額で売却することが可能です。
これだけはやっていただきたい準備が3つあります。
順番に見ていきましょう。
SSL化(https化)をしておく
まず1つ目は「SSL化(https化)」です。
WebサイトのURLには「http://」から始まるアドレスと、「https://」から始まるアドレスの2つがあります。
「s」が付いているアドレスはセキュリティが強化されたアドレスとなっており、検索エンジンGoogleも推奨しています。
httpsのアドレスになることで、ユーザーが安全な環境でWebサイトを閲覧できるだけでなく、SEO(検索エンジン対策)的にも安心です。
かつて、httpsがまだ主流でなかった時代はhttpのアドレスでも問題はなかったのですが、現在はhttpsが当たり前の時代になっており、実施していないと不利になります。
もし未実施の場合は必ず売却前に実施しておくようにしましょう。
ご自身でSSL化作業をする場合はこちらが参考になります。
参考:【徹底解説】WordPressのSSL化手順と注意点を解説!
サイトの表示スピードを高めておく
Webサイトを成長させる意味でも、検索エンジン対策(SEO)の意味でも、サイトの表示スピードは非常に重要なポイントです。
Aberdeen Groupの調査よると、ページの読み込み時間が1秒遅くなるとページビューは11%減少するとさえ言われています。
以上のことから、もしあなたのサイトの表示スピードが遅いとしたら、本来のパフォーマンス(アクセス数や売上.etc)を発揮できていない可能性があるのです。
だとしたら、非常に勿体ないですよね。
逆にいうと、表示スピードを改善するだけで売却額を大きくアップできる可能性もあるので、是非ともチェックしてみてください。
ちなみに、WordPress高速化の手順はこちらが参考になります。
参考:【画像付き】WordPressが重い原因と対処法を解説!
または、高速化の作業を外注したい場合はこちらです。
参考:WordPressの高速化代行サービス『ラクハヤ』
収益性を最大限高めておく
最後にチェックしておいて欲しいのが、サイトの収益性です。
月間PV数は大きく稼げているにもかかわらず、売上が少ない。
こういうケースが一番勿体ないです。
サイトM&Aの査定で主に見られるのは月間の利益であるため、アクセス数が多くとも利益が少ないと評価額は低くなりがちです。
そのため、アクセス数に対して売上が少ないと感じたら、広告露出の拡大や導線の見直し、コピーライティングの改善など、サイトの収益性を高める施策をしてから売りに出しましょう。
まとめ:サイトを高く売りたいならタイミングと準備が大事です。
せっかく今まで大事に育ててきたサイトを売るなら、一円でも高く売りたいですよね?
そのためには、売るタイミングと準備が大事です。
本記事を参考に、出来るだけ高い価格でサイトが売れることを祈っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。