サイト買収

まとめサイトの買収をお勧めしない3つの理由

まとめサイトの買収をお勧めしない3つの理由とは

「サイトM&Aの案件でまとめサイトが出ていたので興味がある。」
そんな方も少なくないと思います。

一時期キュレーションサイトが流行ったように、今でもまとめサイトを運営されている方はたくさんいて、サイト売買の案件としても見かけることがあります。

まとめサイトの運営自体は個々の好みで判断となりますが、まとめサイトを買収して運営を引き継ぐことはお勧めできません。
この記事では、その理由を解説していきます。

そもそもまとめサイトとは?

まとめサイトの買収がお勧めできない理由を解説する前に、まずはまとめサイトがどういったものかお話したいと思います。

まとめサイトとは、ネット上の掲示板やSNSなどの投稿を収集してきて、まとめ直したサイトを意味します。別名、キュレーションサイトとも呼ばれています。

例えば、有名なまとめサイトにNAVERまとめがあります。あれもまとめサイトです。
その他、よく見かけるものとしては2ちゃんまとめブログもまとめサイトです。

それでは、ここからはまとめサイトが買収に向かない理由をお話していきます。

まとめサイトが買収に向かない理由①オリジナリティ(独創性)が弱い

まとめサイトは前述の通り、誰かの投稿をまとめたサイトです。
そのサイト独自の情報や価値を提供しているわけではありません。

サイトを運営するうえで集客の要となるのはGoogle等の検索エンジンとなりますが、検索上位に食い込んでユーザーを集客するためには、コンテンツのオリジナリティが非常に重要です。

他社のコンテンツをまとめるだけでは競合他社が真似できてしまうため、オリジナリティのあるコンテンツとはなり得ません。

まとめサイトが買収に向かない理由②著作権でグレーなサイトが多い

まとめサイトはその性質上、他者のコンテンツを引用して作られています。
正しい引用ルールを用いらず無造作にコンテンツを引用していると、著作権法に違反している可能性があります。

仮に間違った引用方法でサイトが構築されていたとすると、何百何千と作られた違反記事たちを買い取ってしまうことになるのです。
買い取ってからその事に気付き、全記事に修正をかけなければいけないのをイメージすると、ゾッとしますよね。

であれば、買収を検討している段階で「コンテンツの引用方法をチェックしておく」または、売却者に「コンテンツ作成の運用方針を確認しておく」などして、法的な部分でのリスクを排除しておくのがいいでしょう。

または、初めからまとめサイトの買収には手を出さないのも1つの手です。

まとめサイトが買収に向かない理由③コンテンツ編集力が必要

まとめサイトを運営して勝ち続けていくためには、そこに価値を生む必要があります。
例えば、まとめ方(コンテンツの編集力)です。

集めてきたコンテンツの見せ方やデザインが優れていたり、集めた投稿に対するコメントが秀逸で見ている人が面白いと感じてもらえるなどです。

こういった価値を提供できる場合、ただ他人の投稿をまとめただけのまとめサイトではなく、新しい体験価値を生むサイトと言えます。

つまり、まとめサイトを買収して勝ち続けていくためには、コンテンツを編集できる人間が不可欠ということです。

まとめ:買収するサイトは慎重に選びましょう。

本日は、まとめサイトの買収がお勧めできない理由を解説しました。
ここ数年のGoogle検索の動向を見ていても、今後さらにサイトのオリジナリティや権威性が重視されると予想できます。

そんな中、買収するサイトを選ぶときのポイントはコンテンツの賞味期限です。
アクセス数や売上も重要な指標ではありますが、出来るだけ長い期間、安定して稼ぎを生み出していくためには、検索需要の息が長く良質なコンテンツを保有することが大事です。