「サイトは買収したいけど運用は外部のパートナーにお願いしたい。」
「運用代行業者への支払いは、成果報酬と定額報酬のどちらがお勧め?」
サイトの運用代行を外部にお願いしたいけど、どのような形で報酬を支払えばいいか分からないという方は多いものです。
運用代行パートナーへの支払い方法は、成果に応じてパーセンテージで支払う「成果報酬」と、毎月決まった金額を支払う「定額報酬」があります。
本日は、これら2つの報酬形態をどのように活用するかお話していきます。
買収案件の大きさと売上、運用代行パートナーのレベル感によって適切な報酬形態が変わります。
運用代行パートナーにどのような報酬形態を用いるか、それは以下の2つのポイントによって決まります。
- 買収した案件の現売上
- 依頼先パートナーのレベル
まずポイントとなるのは、現在の売上です。
依頼する側としては、大きな売上が確保できているほど報酬も出しやすいです。
成果報酬と定額報酬どちらを用いても問題ありません。
逆に、サイトのビジネスアイデアは良いものの現在の売上が乏しい場合、依頼側としてはできるだけ成果報酬を選択したいところです。
次にポイントとなるのは、依頼先のパートナーのレベルです。
詳しく見ていきましょう。
レベルの高い運用代行パートナーに依頼する場合
実力のある運用代行パートナーに依頼する場合、売上規模の大きい案件を除くと、定額報酬でお願いする場合が多いです。
なぜなら、初期段階のサイトを成果報酬で代行するメリットがないためです。
実力がある方ほど自分で簡単に作れてしまうので、どうせなら自分で作って育てたほうが良い、と感じてしまいます。
実力の高低は人材コストに直結するため、実力の高い人や企業に依頼する場合、最初からある程度の報酬が必要と心得ておきましょう。
その代わり、再現性・成功確率は高いと言えます。
運用代行パートナーとの報酬形態はどれを選べばいいか。
ハイレベルなパートナーに依頼する場合、大型案件で売上が確保できているケースを除くと、定額報酬が好まれます。
なぜなら、「実力がある=自社で作ることも可能」なので、初期段階のサイトを成果報酬で受けることに魅力を感じないためです。
— 彦坂 康太郎 | サイトM&A支援 (@Yasutaro_H) July 25, 2019
個人アフィリエイターの方や、新しい収益源を探している方に依頼する場合
逆に、個人のアフィリエイターさんや、既にまとまった収入を確保したうえで新しい収入源を探している方の場合、パーセンテージによる成果報酬を魅力的に感じてもらえる可能性があります。
特に、発想や企画(0⇒1)が苦手だけど決められた企画に沿って仕事を進める(1⇒10)のは得意という方ほど、初期段階のサイトでもアイデアに共感してもらえる確率が上がります。
ただし、成果報酬は受け手としても不安定な契約形態、かつ、うまくいった後の継続契約が重要になってくるため、信頼構築が非常に重要なカギを握ります。
逆に、個人で活動していらっしゃるアフィリエイターさんや、既に収入があって新しい収入源を作りたい方にとっては、パーセンテージが魅力的に映ります。
ただし、%の場合は信頼関係がカギになるため、契約期間を長めに取る、弁護士に契約書を作成してもらうなど、真剣さを見せることが大事です。
— 彦坂 康太郎 | サイトM&A支援 (@Yasutaro_H) July 25, 2019
成果報酬と定額報酬を組み合わせたハイブリッド型もあります。
また、第三の手段として、成果報酬と定額報酬を組み合わせる方法もあります。
たとえば、初めは定額報酬で毎月〇〇万円の運用費を支払い、毎月の売上が□□万円を超えた場合は超えた分の△△%を成果報酬で支払う、などの形です。
この形であれば、運用代行する側も最低報酬を確保しつつ、サイトが伸びればさらに追加で報酬がもらえるのでモチベーションも高まります。
まとめ:買い取った案件に合わせて報酬形態を決めましょう。
本日はサイト運用代行パートナーへの報酬形態と、選び方を解説しました。
前述の通り、報酬形態はサイトの「売上」と「委託先のレベル」によって決まります。
通り一辺倒で成果報酬にこだわってしまったり、逆に、必要以上に定額報酬を出してしまわないよう、買収案件と委託先の組み合わせから慎重に検討するようにしてください。